2017年05月24日

ロック・クラブ体験記◆鼠粒據λ楽前編

90年代後半からロックが鳴るクラブで遊びDJも始め今日までのクラブ体験記を定期的に書いていく予定(あくまで予定)だとお伝えして公開した第1回目の記事(コチラです)が、思いのほかアクセスがよくびっくりしています。

2回目はロックが流れるクラブにおける”洋楽・邦楽”について。僕は昔からその分け方自体反対。ちなみにかつて働いていたレコード店は”邦楽””洋楽”という呼び方は禁止。ROCK&POPS、SOUL、JAZZといったジャンル分けプラス日本の音楽については”Domestic(国内の)”と言わなきゃいけなかった。「結局分けてるやん」という突っ込みがきそうですが、根本的に違うんです。まず”洋楽(外のもの)”という概念がない。日本の音楽もアメリカもイギリスも世界の中の音楽。日本のショップだから日本の音楽に特化した売り場は作っておこう、というイメージ。

話を戻して、僕が体験したロック・クラブと洋楽と邦楽について。ナイトクラブは基本的に洋楽文化。もともとクラブもロックも西洋から入ってきたもの。絶対数も刻んできた歴史も違うしスタイルも多様だから、楽しい空間を作るとなると洋楽のレコードをディグするのも必然。だから僕がDJをやり始めた90年代や2000年代前半は、初めて遊びに来た人が不意にかかった日本の音楽を耳にすると「へぇ〜日本のもかかるんだ」と言う。それがひとつの基準。そして「日本のロックはありかなしか?」という話は周囲も含めよくしていたように思う。基本ずっと英語が大音量で流れていると、日本語や日本人が発音する英語って目立ってしまうんです。

結果としては”全然あり”。結局線引きはそこじゃなかった。洋邦というよりは、世界中のロックの中からイケてるインディペンデントな曲をかけること。かっこいいかダサいか、そこで線を引こうという結論に大抵は至っていた。

それでだ僕が遊びに行っていた大阪のクラブで2000年代前半くらいまでをひとつの目途に、DJが好んでかけていた日本のロックを何曲かご紹介。こうして挙げようとすると絞るのが大変なくらい出てくるのですが、現場で鳴っていた割合的にはシーン全体の1割にも満たないと思います。前の記事でも書いたCLUB FLATtでのROCK'2'ROCKやCLUB ROCKETSでのGROOVERはほぼゼロだったし。あと僕はほとんど通っていなかった大きな流れとして、メロディック・パンクやラップ・メタルなど所謂アメリカのハードコアやヘヴィー・メタルがルーツの所謂”ラウド”なパーティがありました。そこではもっと違っていたと思います。

■Fipper's Guitar / Groove Tube


■Flipper's Guitar / Goodbye Our Pastel Badge



フリッパーズだけ2曲。僕がちょうど中学に上がったくらいの頃、初めて自分の意思でレコードを買ったアーティストだから。あと一つ目の映像はまさにイカしたパーティです。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / キャンディハウス


■Hi-Standard / Stay Gold


■Ron Ron Clou / The Golden Country


■くるり / ワンダーフォーゲル


■Supercar / Lucky


■スピッツ / スパイダー


などなど。僕自身は日本の音楽を多くかけていた方だと思います。前述したように、洋邦で分けている感覚はありませんが。2005年くらいからは自分が面白いと思う国内の音楽が減った(シーンというより自分の気分とアンテナの問題だと思う)のとアメリカとイギリスのインディー・ロックが超面白かったので、2010年くらいまではほぼ全くと言っていいほど国内の音楽をかけていませんでしたがスタンスは変わらず。

しかし、この後状況が激変していきます。それは我々にとって決して良いことではありませんでした。

ではまた次回。

後編はコチラから


at 16:59│ CLUB HISTORY | CATALOGUE
NEW PARTY!
Target!01_leg
Target!

2017年9月23日
場所:大阪NOON+CAFE
時間:17:00〜23:00
チケット:前売り3000円(別途1ドリンク代/8月5日よりプレイガイド・NOON店頭にて発売します)
■LIVE
DATS/HAPPY/Heavenstamp/MIssissippi Khaki Hair
■DJ
TAISHI IWAMI/ナカシマセイジ(Alffo Records)/Banchan(FM802)/Higu(mogran'bar)
■問い合わせ先
IN THE FLIGHT inc.
NOON+CAFE